勉強会タイトル『発達障害者&心理士における支援について』
日時:2023年8月17日(木)20:00〜21:30(入退場自由)
講師:◎先生こと難波寿和先生(臨床発達心理士&公認心理師)
参加費:無料
<難波寿和先生について>
吉備国際大学社会福祉学部臨床心理学科、卒業。
兵庫教育大学大学院学校教育研究科障害児教育専攻、修了。
臨床発達心理士&公認心理師。
島根県自立支援協議会発達障害部会委員、 発達障害者専門指導監(鳥取労働局)を委嘱
[紹介文]
これまで、児童養護施設、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、情緒障害児短期入所施設、発達障害者支援センター、心理士として働かれてきました。
平成24年に自閉症スペクトラム障害(ASD)、社交不安障害(SAD)と診断され、障害と付き合いながら、強みである特性で生き抜いていらっしゃいます。
現在、ABA(Applyed Behavior Analysis)を専門として、発達障害児者支援サービススモステABA(フリーランス)で個別および集団療育、家族支援などを行なわれています。
山陰発達障害当事者会スモステの会代表。日本特殊教育学会、日本認知・行動療法学会に所属されています。
著書は「14歳からの発達障害サバイバルブック~発達障害者&支援者として伝えたいこと~(学苑社)」「こちら、発達障害の世界より(本の種出版)」。
HP : https://jetstarman.jimdofree.com
[勉強会運営・荻野から]
私が難波先生の存在を知ったのは随分前です。「発達障害当事者で、心理士もやっている不思議な先輩」というのが第一印象でした(ごめんなさい)でも、私が一番辛かった時期に声をかけてくれたのも難波先生でした。
「話聞くよ」「仲間だから」
この言葉で、私が今生かされていると言っても過言ではありません。人間は脆く淡い存在だと思います。そんな時に気軽に、そして誠実に声をかけてくれる方の存在を知って、私はもう少し頑張ってみようと思いました。
難波先生と話していたり、難波先生の声を聞いていると不思議と穏やかな気持ちになります。なんででしょうか。私はしばらくの間、難波先生の魅力について考えていました。
未熟な学生の私が考えたのは、難波先生はクライエント側の気持ちも、支援者側の気持ちも分かる方だからではないでしょうか?難波先生は決して「助けてあげる」「話を聞いてあげる」という目線で人と接することはないように思います。
「話があるなら聞くよ〜」という難波先生の優しい声が今にも聞こえてきそうです。
誰の上にも立たない、誰かを傷つけることもしない、ただただ寄り添ってくれるのが難波先生だと思います。こういう方、なかなかいないと思うんです。心理士としての技術や経験、もしかすると権威のある立場とか、そういうものを持つ方は沢山いらっしゃるかもしれません。でも、人に分かってもらえない「生き辛さ」を抱えて生きている人たちの、本当の苦しみをご自身で体験しつつ、他者の苦しみにも耳を傾ける、そんな心理士さんはなかなか見かけないと思うのです。
多少「生き辛さ」を抱える私にとって、難波先生のような存在は真っ暗な夜に輝く星のような存在であり、嵐の海を進む船の命綱のような存在でもあります。
今回の勉強会は私にとって特別な気持ちがあります。
録画・アーカイブは残しません。是非この機会を見逃さないでください。
お気軽にご参加くださいね。